ビットコイン2.0とエンターテインメント

非エンジニアが、非エンジニアならではの理解でビットコイン2.0サービスとゲームを始めとしたエンターテイメントについてニュースなど情報を集めています。

ゲーム通貨に革命を!暗号通貨でゲーム産業に挑戦するGameCreditsから最初のゲームタイトルが発表

GameCreditsというゲームの開発と利用者に特化した暗号通貨のプロジェクトをご存知だろうか?

ゲーム開発者にGameCredits財団の発行するGMCという暗号通貨を配布し、ゲーム内のアイテム購入利用・インセンティブなどに利用できる。

 

暗号通貨に拠るゲームのプラットフォームを超えた統一化を目指している意欲的な暗号通貨xエンターテイメントのプロジェクトだ。

 

今回は彼らから新たなニュースリリースが届いたので、意訳して内容をお届けする。

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画像:GameCredits

GameCreditsが「Tokyo Grand Prix ~ TurboCharged」をリリース

2015年9月3日、GameCredits 財団チームの意欲的な製品開発の結果、ブロックチェーンベースのタイトル”TurboCharged”がリリースされた。

クロアチアのSisekに本拠を持つこのプロジェクトチームはセルビア、USA、ベルギーなどの様々な国からあつまる6人のコアメンバーによって構成されている。そしてそのそれぞれが意思決定にまで参加している。

「このような強固なチームが通貨の未来にフォーカスし続けて取り組んでいる」と財団関係者は言う。

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画像:GameCredits

 

GameCredits(GMC)はプロジェクトに力を与えるコインである。プロジェクトチームメンバー曰く「新しくエキサイティングなゲーム通貨だ。これはゲーム内課金に革新を起し、デベローっパーにフェアなゲームのルールに則ったマネタイズの方法を提供する」と説明している。

 

この新たなコインであるGMCはまず、 Coinpayments、Key4Coin、 Hosting385とCryptoGamesによって導入が認められた。また、(取引所では)Poloniex、 Bittrex、 Cryptsy、 Cryptopia 及び、C-CEXによって取り扱われる。

 

コインのスクリプトアルゴリズムの暗号通貨で、8400万コインが提供される。これを書いている時には 50,908,962,が提供され、US$921,264にマーケットが拡大している。

 

Tokyo Grand Prixでは、レーサーと観客の両方が掛けに参加する

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画像:GameCredits

 

GMC財団の最初の挑戦はトーナメントゲームだ。

12月1日に登録が開始され、12月15日にスタートする計画だ。今回のタイトル「Tokyo Grand Prix(TGP)」は21日のTurbo Chargedと呼ばれるトーナメントを実施し、新たにデザインされたビジュアルと強化されたドライブ体験を推している。

TGPトラックはレーサーのスキルと競争で1位になることに賭けるresilienceになるようデザインされている。

A地点〜B地点へのレースとなり、ユーザーごとの限られた数をかけることができる。プレイヤーや、それぞれのレースのラウンドのレース結果をTweetすることで追加のレースの機会を得られる。または、GMCを追加で支払って購入することができる。

キャッシュの賞金は以下のとおり上位3名に与えられる。

  1. 15,000 GMC
  2.   5,000 GMC
  3.   1,000 GMC

GameWalletのウェブウォレットのバージョンアップを実施

彼らが提供する新たなウェブウォレットは12/1にバージョンアップされる予定だ。もし既に古いバージョンのウォレットを持っているのであれば、ウォレットの新しいアドレスに掃引することで利用できる。古いウォレットのアカウントをインポートして引き継ぐオプションもある。

the GMC QT Walletアプリはウィンドウズ、LinuxMACで使えるということは変わっていない。 暗号通貨に不慣れなゲームユーザーに簡単に利用してもらうためにこのウェブウォレットはPaypalと統合する。今後の新たなバージョンでは、ユーザーのフィードバックに基づき、BitcoinやSkrill、Payoneer、ZaypayやVisaをも含む他の支払いのオプションを追加する予定とのこと。

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更に、開発チームはユーザー行動のモニタリングし、不正を防ぐためのスマートアルゴリズムの開発にとりかかっている。

「私達のチームは確かに小さいが、高いモチベーションと威厳のある人々で成り立っている」とGucelはインタビューで説明する。「GMCを暗号通貨社会に持ち込むこと、そして世界のゲーム産業の中に浸透させていくことは、幾つかの側面をもち、みなさんはきっとmail it inするだけじゃないと分かるでしょう。」

 

GMC/BTC価格は徐々に上昇

Poloniex取引所での取引量はBTCよりも低いが、2014年にGMCの取引が初めて行われた頃0.00000330BTCだったが、今は0.000497になっていることが見て取れる。2015年8月28日、GMCは一時最高0.000195BTCに達した。

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私たちはGameCredits財団の次のゲームタイトルが来年1月に出るだろうと予測している。Victor Alejandroは誇り高きNew Coinチームは2016年6月に新たな大きなプロジェクトの準備をしているとも言及した。

 

参考:

公式サイト 

gamecredits.net

元記事:

bravenewcoin.com

アメリカでビットコインのカード決済が誕生|Visaデビットカードの取扱をCoinbaseが開始

U.S.初のBitcoinデビットカードが登場した。その名もShift Card

VISAのデビットカード決済プラットフォームをベースにしており、24の州で、VISAが利用可能な店でBitcoin残高からの直接の決済が可能になった。パートナーとして選ばれたのは世界最大級のUSD-BTC取引所であるcoinbaseだ。

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画像 - https://blog.coinbase.com/2015/11/20/introducing-the-shift-card/

  • Connect your Coinbase account
  • Order the card by providing your physical address and authorizing the $10* issuance fee

手順の細かな詳細は省略するが、カードの発行依頼前にCoinBaseのアカウントと接続するというところがミソ。つまり、「coinbaseがカードを発行した」というよりも、「Shiftの発行するカードや決済アプリにcoinbaseのBitcoin口座が連結された!」というほうが実態との理解の差が少ないかもしれない。

 

近い将来まで利益は抜いていない(ような雰囲気だが...?)

In the future, we may charge a fee to Shift for the conversion of bitcoin, which Shift may pass to you.

しばらくは$10の決済に関しては手数料が発生しないということで、Bitcoin利用者が多かろうが少なかろうが、小売店サイドからみると導入しない理由は無いのではなかろうか。(面倒だという理由を除く) 

 

また、「近い将来Shiftのビットコイン変換時のフィーを頂戴しまっせ」とわざわざアピールしてくれている。わざわざと言うのは、取引所をやっている以上、結構利益出るスキームでスタートしているだろうと言う想像をしている個人的な見解からだが・・・。

 

ポイントはあくまでも「Shiftの手数料として」フィーを掛けないという言葉の綾か。

 

今後の展望

アメリカの巨大市場の中でBitcoinのウォレットからの直接のカード決済が可能になるというのは、非常に大きなターニングポイントだと思っている。

 

今までの暗号通貨の現実社会での利用は、「暗号通貨をUSDに電子上で両替して、両替したUSDを振り込んでもらって、それを引き出してやっと使える」か「暗号通貨ATMを探して引き出す」だった。それ以外で既に利用されているのは「デジタル上の決済」だった。

 

それがいつでも気軽に決済をきれると、利便性が飛躍的に向上する。

 

この取組は香港などで既に路面店があるようなVisaデビットの発行をしているカード会社もあったなかで、USAでの取り組みが始まった。

 

おそらく今後は各国でメインプレイヤーとして食い込んだ取引所と、暗号通貨に積極的な金融ライセンサーとがどんどん習っていくのではないだろうか。

 

そしてこの流れはモバイル・タッチ決済や、各種ポイントカードなどのメインの決済以外のビジネスにも良い影響を与えそうだ。

 

気になるポイント

2.8M以上のユーザー(280万人以上)が利用しやすいとのことで、coinbaseは280万アカウントを保持しているらしい。でも今は、これぐらいのアカウント数になれば取引量など規模が「最大級」と言われるところまでいけるということでもあるのだろうか。日本の取引所の皆様に役立つベンチマーク指標だと思う。

 

また今回のカード決済の中で、VISA決済は通常の売買と同じ方法で税金がかかるのだろうか。そのタイミングはBTCがUSDの価値に換算された瞬間に発生するのかな。Shiftかcoinbaseにかかる・・・?この税金の座組が気になる。

 

 

参考:

コインベース公式リリース

blog.coinbase.com

 

shift公式ページ:

www.shiftpayments.com

CARDANO|ビットコインとゲームが遂にコラボした最新プロジェクト・カルダノ

今回の情報はまさに、ビットコインxエンターテイメントのどまんなか!カジノやゲームセンターのような仕組みがこの暗号通貨内にも遂に誕生するようだ。

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CARDANOプロジェクトとは、ブロックチェーンの特徴を活かしたゲームの仕組みを世界中に提供するプロジェクト。

仕掛け人は暗号通貨界のスター選手|チャールズ・ホスキンソン氏

EthereumやBitsharesを開発した数学の天才とも称されるMr.Charles Hoskinsonが陣頭指揮をとっている。チャールズ氏はTEDにおいてFuture will be decentralized(未来は分散化されまっせ!)で登壇していた。(日本語字幕の動画があった↓)


The future will be decentralized by Charles ...

 

まだまだ詳しい情報は出てきていない様子だが、日本のサイトに以下の情報が記載されている。

CARDANOの特徴としてまず挙げられるのは、運営機関に支配されない民主的なプラットフォームであるというところです。これは「P2P」や「オラクル」、「スマートコントラクト」といった技術を取り入れる事により可能となります。 
既存のオンラインゲームでは、公平性を主張する事はできても実際に証明する事はできませんが、CARDANOはこれらのシステムを利用する事により公平性の証明を可能とします。 

ちなみにADAを賭けて増やしていく事が目的ですが、運営側と対戦するわけではなく、あくまでユーザー同士の対戦であるため勝敗結果が直接運営機関の利益には関係しません。
  対戦相手に関しても、高性能なマッチングシステムにより、迅速に条件を照らし合わせ安全に人と人を結びつける事ができます。 

ディーラーが必要となるゲームの場合、希望する別のユーザーがディーラーを務める事もできます。 
さらにCARDANO独自のSDK(ソフトウェア開発キット)を使用する事により、個人技術者がゲームを開発・提供する事が可能であるため、開発競争による質の高いゲーム開発が見込まれます。  これらをふまえた事実上、既存のカジノ(オンラインも含む)での問題点のほとんどが解決されたゲームプラットフォームという事になります。

http://attaincorp.co.jp/about/cardano.html

 

つまり、

  • P2Pで分散型である(つまり、中央集権的機関を必要としない)
  • オラクルを用いて「ゲームの公平性」を「証明できる」レベルを実現する
  • ゲーム相手のマッチングがなされる
  • それらのSDKをもとにした自由なゲーム開発が行える

 

ゲーム通貨はADAと言う独自の通貨を利用しており、それをもとにしたゲームプレイが可能のようだ。日本でも現在まさにクラウドセール?コイン販売が開始されたところの様子。

 

詳細なリリースの配信にアンテナを張りながら、ゲームというエンターテイメント業界の巨人カテゴリーと暗号通貨技術の融合をチェックしていく。

 

今後の動向から目が離せない。

お腹が減って力が出ない。

 

参考:

http://attaincorp.co.jp/

 

勢いを増すCoinapult|Bitcoin価格をロック!暗号通貨の価格変動リスクを解決

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Coinapultがどちらかと言うとbitcoinの支流プロジェクトとして、存在感を増している。Coinapultがサービスとして持つ機能は、トップ画のメッセージに集約されている。

Buy, sell, send, and receive bitcoin.
Simple guaranteed pricing.
Any volume, worldwide.
Identification optional.

つまり、

  • Bitcoinを買う、売る、送る、受け取る
  • シンプルで保証された価格
  • 世界中で、どんだけ多くても(OK)
  • 身分証明書はオプションで

 Coinapultの仕組みによる最大の意義、それは価格変動のボラティリティを価格ロックで担保することができ、通貨としての安全性に寄与していること。


例えば若干似たような領域で戦っているCoincheck。彼らのサービスは、ユーザーがECサイトにおける購入代金の支払いをBitcoinで行うときの店舗に対する価格上下リスク(ボラティリティ)を担保している。この担保を、もう何にでも応用できちゃうよ、ということかな。

決済時点の価格で支払うよというよりも、BTC価格自体を固定(Lock)して使うことができるということで、支払いサイドも受け取りサイドも両方に対して、Fiat通貨利用と似たような特徴を実現できるようになる。

 

Fiat通貨とCrypto通貨のボラティリティや、双方間のその他のギャップは常に暗号通貨の使いやすさを考えた時に議論に上がる大きな課題だった。この課題を解決するためのアプローチとしてのインパクトが大きい。

 

このCoinapultは提携と統合を経て、またアメリカ進出という大きなターニングポイントも迎えている。これまでどういう経緯を経て、そしてこのサービスの特徴を活かしながら、どこに向かっていくのだろう。

 

Coinapultのこれまでの経緯

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2011年からbitcoin関連技術の開発を始めたcoinapultは、2015年に金融ライセンスを持つCrypto Capital社と統合。bitcoinに最適化した金融サービスをパナマにて開発している。

 

企業との提携・統合

以前Factomとの提携も行われた。その後、前述のCrypto Capital社との統合を実施した。

これら提携にはどういう狙いがあったのかを見れば、それぞれの立場の違いを比較しながらサービスの意義を理解するのに役立つかもしれない。(この2社はそもそも何者だというところは、今回はざっくり理解できるレベルの紹介に留める。)

 

Factomはものすごく簡単にまとめると、あらゆる情報ブロックチェーン技術を用いて保証するサービスだ。例えば取引をしました。この処理を確かに行いましたということをブロックチェーンの特徴で有る、改変がされづらいことを非中央集権的に担保する。ちなみにOmni Layerを利用して作られている。

Crypto Capitalはほぼ端折って説明すると、国際的な金融ライセンスをもつ会社。

 

それぞれ提携・統合の目的を見てみよう。

 

Factomとの提携|双方の目的

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2015/3/11に提携リリース発表

 

この提携によって、CoinapultはFactomの技術によって価格のロックに透明性を持たせることが狙いのようだ。逆にFactomは2015年のはじめから行われたクラウドセールの価格をロックして、クラウドセールによる資金調達の結果を担保する狙いのようだ。

 

Factomのサービスにより、Coinapultの取引にパブリッシングと監査機能を付与する。更にそれが、リアルタイムに近い形で常にメンテナンスされ続けていくになるので最善と判断したのだろう。

 

Factomの狙いは、クラウドセールの資金調達の担保と、Factomのコインの価値の変動リスクを緩和する機能がアナウンスされている。ただ、私としてはBtoBの事業拡大におけるCoinapultのビジョンとの親和性もあるな。

 

ただまあとにかく、FactomファウンダーのPeter Kirby氏はBitcoinによるクラウドセールにおける価格の変動をめちゃくちゃ気にしていたみたい。

 

Crypto Capitalとの統合|双方の目的

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2015/5/21統合予定のリリース発表

2015/7/23統合完了報告のリリース

 

この統合はつまり、「Coinapultの持ついくらでも暗号通貨の価格をロックする仕組み」と、「Crypto Capitalの持つ金融ライセンスによって顧客数と信頼のある国際的な銀行からFiat通貨を直ぐに送金してもらえる立場」を組み合わせることと見ることができる。Ctypto Capital社はモバイルに強く、デジタルイノベーションを起こす!と標榜している。

 

さて、ライセンスを持つCrypto Capital社との統合によって、Coinapultは独自にKYCドキュメントによる確認・管理を行う必要がなくなった。更に、Fiat口座とCrypto口座の窓口銀行間のFiat取引がスムーズになる。加えて、CoinapultのAPIを利用してサービスを作るサードパーティに対してもこの恩恵が得られるということになる。

 

(統合が完了したので、堂々とU.S.A.に進出していくのであった。)

(\おめでとうCoinapultチーム!/)

 

Coinapultのこれからの展望

基本的な取引機能に加えて、ライセンスによるFiatとのIN/OUTのスムーズさという強みを得たCoinapult。そして「確かにLock(TM)処理が行われた」という情報の透明性を担保する提携でサービスの透明性を担保することも意識している。

 

今夏にモバイル・フレンドリーなウォレットも発表しているCoinapultは、Crypto通貨とFiat通貨の差を埋めることで、B2BにおいてもB2Cにおいてパフォーマンスを発揮していく1つの強いビジネスの流れを作っている。

 

実際にライセンスを得たことにより、彼らが提携開発のプロダクトローンチを発表したMyceliumとの共同開発ウォレットは、モバイルから直接USD口座と暗号通貨口座を操作できる。こういうところに今後もますますインパクトがでてくるはず。一時期話題になっていたBitcoin ATMとの連携も視野に入っているみたい。ライセンスをもつAPIは強いな。

 

Fiat通貨とCrypto通貨のボラティリティや、双方間のその他のギャップは常に暗号通貨の使いやすさを考えた時に議論に上がるわかりやすい問題点だった。未だわからないことを以下にまとめるが、今後この動きがFiat経済にどう食い込んで行くのかを要チェック。

 

分からないこと。どなたか解説か情報ソースをください

どこに情報があるのかが分からず、基本的なビジネスデザインの以下の情報がわかりません。どなたかご存知のかた、情報をいただけないでしょうか。

ご連絡お待ちしております!m(__)m

 

  • 何を担保に価格をLockして居るの?
  • Coinapultは価格変動リスクをどうやって打ち消すことができるの?
  • リスクを加味したうえで、Coinapultに利益はどうやって出るの?

 

 

参考:

公式サイトCoinapult

 

Factomとの提携リリース

Coinapult and Factom Announce Collaboration — Medium

 

 Crypto Capitalとの提携リリース

medium.com

FUSION: complete! Bitcoin and Banking worlds successfully merged, and more updates — Medium

 

Mobileウォレットの提携開発とローンチリリース:

Coinapult and Mycelium Release USD-Locked Bitcoin Wallet — Medium