ビットコイン2.0とエンターテインメント

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アメリカでビットコインのカード決済が誕生|Visaデビットカードの取扱をCoinbaseが開始

U.S.初のBitcoinデビットカードが登場した。その名もShift Card

VISAのデビットカード決済プラットフォームをベースにしており、24の州で、VISAが利用可能な店でBitcoin残高からの直接の決済が可能になった。パートナーとして選ばれたのは世界最大級のUSD-BTC取引所であるcoinbaseだ。

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画像 - https://blog.coinbase.com/2015/11/20/introducing-the-shift-card/

  • Connect your Coinbase account
  • Order the card by providing your physical address and authorizing the $10* issuance fee

手順の細かな詳細は省略するが、カードの発行依頼前にCoinBaseのアカウントと接続するというところがミソ。つまり、「coinbaseがカードを発行した」というよりも、「Shiftの発行するカードや決済アプリにcoinbaseのBitcoin口座が連結された!」というほうが実態との理解の差が少ないかもしれない。

 

近い将来まで利益は抜いていない(ような雰囲気だが...?)

In the future, we may charge a fee to Shift for the conversion of bitcoin, which Shift may pass to you.

しばらくは$10の決済に関しては手数料が発生しないということで、Bitcoin利用者が多かろうが少なかろうが、小売店サイドからみると導入しない理由は無いのではなかろうか。(面倒だという理由を除く) 

 

また、「近い将来Shiftのビットコイン変換時のフィーを頂戴しまっせ」とわざわざアピールしてくれている。わざわざと言うのは、取引所をやっている以上、結構利益出るスキームでスタートしているだろうと言う想像をしている個人的な見解からだが・・・。

 

ポイントはあくまでも「Shiftの手数料として」フィーを掛けないという言葉の綾か。

 

今後の展望

アメリカの巨大市場の中でBitcoinのウォレットからの直接のカード決済が可能になるというのは、非常に大きなターニングポイントだと思っている。

 

今までの暗号通貨の現実社会での利用は、「暗号通貨をUSDに電子上で両替して、両替したUSDを振り込んでもらって、それを引き出してやっと使える」か「暗号通貨ATMを探して引き出す」だった。それ以外で既に利用されているのは「デジタル上の決済」だった。

 

それがいつでも気軽に決済をきれると、利便性が飛躍的に向上する。

 

この取組は香港などで既に路面店があるようなVisaデビットの発行をしているカード会社もあったなかで、USAでの取り組みが始まった。

 

おそらく今後は各国でメインプレイヤーとして食い込んだ取引所と、暗号通貨に積極的な金融ライセンサーとがどんどん習っていくのではないだろうか。

 

そしてこの流れはモバイル・タッチ決済や、各種ポイントカードなどのメインの決済以外のビジネスにも良い影響を与えそうだ。

 

気になるポイント

2.8M以上のユーザー(280万人以上)が利用しやすいとのことで、coinbaseは280万アカウントを保持しているらしい。でも今は、これぐらいのアカウント数になれば取引量など規模が「最大級」と言われるところまでいけるということでもあるのだろうか。日本の取引所の皆様に役立つベンチマーク指標だと思う。

 

また今回のカード決済の中で、VISA決済は通常の売買と同じ方法で税金がかかるのだろうか。そのタイミングはBTCがUSDの価値に換算された瞬間に発生するのかな。Shiftかcoinbaseにかかる・・・?この税金の座組が気になる。

 

 

参考:

コインベース公式リリース

blog.coinbase.com

 

shift公式ページ:

www.shiftpayments.com